アッシュの同調実験

アッシュの同調効果

心理学を上手く活用すれば、人を操れたり、
意中の彼を振り向かせることだって、意外と難しくないものです。
でも、心理学のテクニックは良い事に使われるばかりではありません。

残念ながら、世間のニュースを見ていると悪い事に活用されることも多いと思います。
悪徳商法なども心理学の知識を取り入れて、セールスマンが言葉巧みに誘い込もうとしてきます。

moyou

そんな時に心理学のテクニックを知っていると、うっかり騙されずに済むのです。
さて、今回はそんな心理学の中から「アッシュの同調実験」とはどんな心理テクニックかについてお話します。
この実験は、長さの違う線を3種類見せて、どれとどれが同じ長さかを答えるシンプルな実験です。

でも、ここで回答者の中にサクラを仕込んで置くのがポイントとなります。
1、2回目までの質問には、サクラの回答者を含め、全員が正しい答えを選びます。

そして、3回目の質問で、サクラの回答者達が揃って間違った解答をするのです。
そうすると、その解答を聞いている内に、被験者は自分の答えに自信が無くなり、
ついついおかしいと思いながらもサクラの回答者達が選んだ答えと同じ答えを選んでしまうのです。
これがアッシュの同調実験と言われるものです。

悪徳勧誘に気を付けよう

人間は周囲の影響を受け易いもの。

自分で考えて判断しているつもりでも、
何らかの影響を周囲から受けているのが実情です。
特に、集団と自分の意見がかなり食い違ってしまった場合は、
なかなか自分の意見を貫くことは難しくなりがちと言えるでしょう。

こうした心理を利用して、悪徳勧誘をしている場合もあります。
「簡単なアンケートに協力するだけで粗品をプレゼントします」
という言葉に乗ってアンケート会場に行くと、
そこにはサクラの回答者達が控えていたりします。

商品の説明を聞き周囲の回答者がみんな同調し商品の購入を決めていく内に、
徐々にその商品が良く見えてきてしまったり、
みんなが買うんだから良いに違い無いし私も買うべきだ、
と思ってしまったりしてしまうのではないでしょうか。

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また、悪徳商法だけでなく身近例としては、
自分がいいなと思った人について周囲の友達が揃って
「あの子はチャラ男っぽい」や「あの子は遊んでそうだよね」等と口々にネガティブな事を言われる内に、
徐々に自分もそういう風に思えてきてしまう事があります。

こうした状態でも心理学をちょっと知っていると周囲に流されることなく、
自分の本来の意見を貫き通せるのです。

こうした心理学のテクニックは悪用する為のものではありません。
自分を守るために上手く活用することをおすすめします。