家族相談士

家族カウンセリングとは

家族の中には時として深刻な問題や葛藤が生じることもままあります。
その時に家族それぞれの心理面において、
いろいろな影響をもたらす危険性があります。

このような問題のある家族の心理面のケアをするアプローチとして、
家族カウンセリングがあります。

家族カウンセリングは1960年代にアメリカで生まれた心理援助の方法の一つです。
もともとは子供の教育面の問題や統合失調症の治療をするために開発されました。

一見すると個人の問題のようなものも、
突き詰めていくと家族関係に多少の影響を受けているケースが往々にしてあります。

家族カウンセリングは、家族を1つのシステムや単位として考えて、
どこにゆがみが起きているのか、
正常に戻すにはどうすればいいかを考えるアプローチです。

この家族関係の調整をするにあたって、
専門的なアドバイスを行うのが家族相談士と呼ばれる人たちです。

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家族相談士になるには

家族相談士という資格を取得するには、3つの条件をクリアしていないといけません。
家族相談士の資格は、日本家族心理学会と日本家族カウンセリング協会という所が主催しています。

この2つの団体のいずれかに入会をして、
2年以上経過しないと資格対象にはなりません。

その上で、両団体の主催している研修会やワークショップで必要な学習を修了し、
臨床経験を有している人です。

学習条件は人間発達研究12時間以上、
夫婦家族研究と夫婦家族療法がそれぞれ24時間以上必要です。
さらに倫理・法律を6時間以上の66時間以上の学習をしないといけません。

2つ目の条件は、家族心理学の領域における実績です。
研究実績や臨床実績を有する人を対象に資格を認定しています。

最後の条件は、家族相談士養成講座に登録して、
すべての領域それぞれ2/3以上出席した人です。

ただし臨床経験に関しては、
別の条件があるので日本家族心理学会もしくは
日本家族カウンセリング協会に問い合わせしてみてください。

家族相談士を使った活動

家族相談士というのは、多方面から問題を抱えている家族に対する援助をする必要があります。
その意味では、広いジャンルから今後ますます求められる人材となる可能性は高いです。

例えば教育の場では、子供中心の援助をする人材として需要は高いです。
学校はもちろんのこと、幼稚園や保育園、
場合によっては学習塾でも家族相談士のニーズが出てくる可能性はあります。

また福祉関係の現場で活躍している人も多いです。
特に高齢化が進んでいる現状では、
高齢者関係の施設における需要は高まりを見せています。

その他にも地域住民の個別相談や電話相談で家族相談士の資格は活用できます。
さらに家族関係の講演やセミナーが開催されたときにはその講師としても活躍できる可能性はあります。