心理学の資格を目指す私、どんな資格や内容があるの

心理学の資格

昨今、心理学へ関心を持ったり、カウンセリングの資格を取って人の役に立ちたいという方が増えてきています。

特に、東日本大震災以降、被災地での心のケアを必要とする方が多くいることから、
現状では、資格を持っている方のニーズも高まっている状況です。

様々なカウンセリングの資格がありますが、現在きちんとした国家資格というものはなく
、良く知られている臨床心理士も民間資格。

そうはいっても、臨床心理士の資格を取るためには、
臨床心理士の受験資格が取れる大学院を出ていることが必要であり、
一定の基準以上の知識と訓練が求められているでしょう。

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臨床心理士の資格の取れる大学院は、
第一種指定大学院と第二種指定大学院に分かれており、
大学院の教員数やカリキュラムの内容によって(財)日本臨床心理士資格認定協会が定めています。

第一種指定大学院では、卒業後すぐに受験資格が得られますが、
第二種指定大学院は卒業後、一年間の現場経験が必要とされています。

臨床心理士の仕事は、患者や相談者が抱えている心理的問題。

これを面談だけでなく、心理テストなどを通じて見立て、
カウンセリングを行うことです。心理臨床の現場は、
医療・保健、教育、福祉、司法・矯正、労働・産業など多くの領域に広がっていると思います。

近年、阪神・淡路大震災や東日本大震災など災害時におけるこころのケア、
犯罪・非行による被害者へのケア、学校現場におけるいじめ相談、
不登校相談や子育て支援など活動範囲は拡大しており、
時代的・社会的なニーズも多岐に渡ってきています。

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例えば、教育の現場では、小・中・高校のスクールカウンセラーが、
文部科学省の推進する事業として全国に配置されています。

福祉領域では、児童相談所、
養護施設など子どもから高齢者まで全国の福祉関連施設や
事業所においての活動が期待されていると言えるでしょう。

医療機関では主に精神科・心療内科が活躍の場ですが、
臨床心理室が設けられている場合もあり、
アセスメントや心理療法、心理相談が主な業務です。

その他、個人開業を行う臨床心理士も徐々に増えてきています。

臨床心理士の他にも、
企業や職場でカウンセリングを行う産業カウンセラーや学校現場で不登校やいじめ、
子育てや発達上の問題の相談に乗ってくれる学校心理士や臨床発達心理士、
特別支援教育士、教育カウンセラーといった資格もあります。学校心理士、
臨床発達心理士、特別支援教育士などは、それぞれの学会で認定基準を定めており、
一定の研修を受けたり、受験を経ることが求められているのが現状。

研修内容に関しては、大学院程度のものと言われています。

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更新が必要

3つの資格については、臨床心理士と同じように5年ごとの更新が必要であり、
その期間の間に研修や学会に参加し、
ポイントを取得することが義務付けられていることを忘れてはなりません。

また、昨今、心理職の国家資格の必要性が大きく叫ばれるようになってきています。

現在、正規職員の枠が少ないこともあり、
国家資格になることで安定した職場環境や待遇を得ることが期待されています。

今まで書いてきたように、一言で心理と言っても、
その職域は幅広いものがあります。
仕事を選ぶ際には、自分の専門をどこに絞るべきなのか良く考えることが必要でしょう。

今までの経験や学んできたこと、
興味関心を持っていることなど自分自身のことを振り返ることが大切になります。
周りの人に自分の向き不向きを聞いてみてもいいでしょう。

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また、心理の仕事には、アセスメントやカウンセリング、
調査・研究の他にも心理実験といった主に研究が中心の仕事も存在しているのです。

古くは実験心理学と言って動物を利用したものもあったのですが、
現在は脳科学などが主流になっており、
人の知覚などの認知的な実験が多くなってきていることも理解しましょう。

やはり、心理系の大学を経て大学院まで進学することが欠かせません。

また、心理学を学ぶ上では、英語の論文が読めることが必須ですので、
専門用語も含めて英語を学ぶことが必要です。

心理学実験にしてもカウンセリングにしても、
日本独自というよりも、欧米からの輸入学問と言った趣が強いので、
本格的に学ぶためには英語は必然と考えてください。