カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果とは何か

例えばマラソン大会の時、応援してくれている人が大勢いて誰の声が聞こえているのかわからないような状態でも、お母さんの声援だけがはっきり聞こえたという経験、またパーティで大勢の中、気になる人の声だけが耳に入ってくる、こうした選択的聴取をカクテルパーティー効果といいます。

実は様々な音が勝手に耳に飛び込んでいるように感じている私たちの耳ですが、実は自分で自然と音を選んで耳の中に入れているのです。
必要な情報だけを再度脳の中で構築しているという事です。

仕事の帰り、疲れて電車で眠ってしまっても、自分が下りる駅になるとぐっすり寝ているのに目が覚める、これも、カクテルパーティー効果です。
自然とこの駅の名前が大切な名前、自分の中で重要な事であると脳が認識しているのです。

実はこのカクテルパーティー効果は選択的注意と呼ばれていて、この選択的注意を仕事の中に活かすことができるのではないかと考えられています。
特に営業という分野ではこのカクテルパーティー効果を活かせるといわれています。

仕事の中に活かすカクテルパーティー効果

何かの広告が耳に入ってくるときとはどういう時なのか、例えば文字で読むにしても「期間限定キャンペーン中」「30名様まで限定プレゼント」という文字では全く響きませんし、どこからか放送され耳に入ってくる音であっても、全く自分に関係ある言葉が出てきていないので、耳に入ってきません。

特別、限定、キャンペーン、30名様・・・このいずれの言葉もカクテルパーティー効果でいう、「自分のこととして受けいれられる大切な言葉」ではありません。
しかしこれが、「○○市在住、○○歳以上の方限定」「猫ちゃんと一緒に楽しく暮らしたい方」となるとどうでしょう。

○○市在住の方、○○歳以上の方、猫ちゃんと楽しく暮らしたい方、これらが自分に当てはまる言葉として入ってくる方も多いのではないでしょうか。
つまりこれら広告に利用した言葉の中で、カクテルパーティー効果を利用すると、限定的な条件にあてはまる人の耳にはしっかりと広告を残すことができると考えられるのです。

特別なお知らせです!!というよりもその人の限定条件を考える

特別なお知らせといっても、これは不特定多数の方にお知らせする言葉です。
これを条件が当てはまる限定的な言葉を利用する事で、「ん?」と耳に入ってくる言葉を選択する事が出来るようになります。

こうすることで、常に顧客に響かない営業を行うのではなく、常に条件にあった顧客をつかむ営業ができるというわけです。
言葉をしっかり考える、差別化やカクテルパーティー効果を利用する事で誰に何を伝えたいのかという事を考える広告をすべきなのです。