カリギュラ効果

ダメっていわれるとより一層やりたくなる?

小さい頃、みてはだめよ?食べてはだめですよ?なんていわれると余計に興味を持ってしまい、結局おやごさんとの約束を破ってしまったという経験をお持ちの方もいるでしょう。
ダメと禁止されるほど人はどうしても興味を持ってしまう、こうした心理をカリギュラ効果といいます。

例えば最近インターネットでも、「決して検索してはいけない言葉」とか、「この先は本当に気持ちをしっかり持っていない方は入らないでください」など書かれています。
検索してはいけない?入ってはいけない?と思うと、ついついその先をみたくなります。

このカリギュラ効果、実は雑誌などでも広く利用されていて例えば男性雑誌によくある袋とじ、購入してその袋とじを開かないと中味を見る事が出来ないというものです。
それほど大したものが入っているわけでもないし、大したものを見る事が出来るという事でもない、でも見たくなるというのが人の心理ですし、これがカリギュラ効果です。

1980年に公開した映画から始まった言葉

1980年に公開されたある映画、この映画は暴力的なシーンがかなり多く、その為に上映を禁止する地域が多くなりました。
すると、上映禁止となったことでほかの地域に行ってまでも見たいという人が続出したのです。

これでは禁止にした意味がないと上映禁止をとく地域が多くなると今度は映画の観客数が「激減」したというのですから、驚きの結果です。
これによってカリギュラ効果をしっかり受けている人がこれほどまでに多いという事が露呈したのです。

この映画の名前がカリギュラといわれ、見られないと思うほどに見たい気持ちがわくといった禁止されるとより見たくなる、やりたくなるという効果をカリギュラ効果と呼ぶようになったのです。

日本にもある有名なカリギュラ効果の話

日本昔話で誰もが知っているお話に浦島太郎があります。
彼は浜辺でいじめられているカメを助けたことで、竜宮城に招待され、その帰りに玉手箱を貰い、「開けてはならない」といわれていたのに開けておじいさんになってしまいます。

鶴の恩返しでは、雪の中動けなくなっている鶴を助けたお爺さのところに恩返しに来た「娘に化けた鶴」が覗かないで欲しいといっているのに「覗いてはいけない」といわれたことで興味がわいて覗いてしまったことで、娘に化けた鶴はいなくなってしまったというお話です。

禁止されるとどうしてもみたくなる

このダメといわれるとみたくなる、やりたくなる、したくなる、というカリギュラ効果を利用した広告が、「決して見ないでください」「心臓の弱い方は見ないでください」「閲覧禁止、本当に心が強い人だけ見てください」などの広告です。

こうした広告が映画などでも利用されていますし、インターネットでも活用されています。
制限されているからこそ、その条件に抗いたくなる、注意喚起されるから注意されていることをしたくなる、この心理を利用して閲覧数を多くすることに成功している方も多いのです。

例えば商品を売りたいという時、「この商品にはこのような栄養素があるのでぜひ、お使いいただきたい商品です」と顧客にお願いする広告よりも、「すべての人に使ってほしいという事ではなく、この栄養素がすばらしい事を理解された方だけにオススメします」というカリギュラ効果を意識した書き方の方が、より一層読者の興味をそそるのです。