フットインザドアとはどんな心理テクニック

フットインザドアとは

フットインザドアとは、ドアを開けさせて家の中に一歩入るということになります。
これが何であるかというと、
一歩中に入ることで家の中の人を説得しやすくなる、という心理テクニックです。

実例

よく例えとして用いられるのが、
セールスマンが物を売ろうとしているときです。
ブザーを鳴らしセールストークを始めます。

家の中の人とは窓から、
あるいはインターフォンごしに話せるのですが、
その場合はセールスマンが売ろうとしている物を
買ってくれる可能性はあまり高くないと言われています。

まずは、理由をつけてでも家の中に一歩足を踏み入れることに成功すれば、
販売に成功できる確率は高くなるのだそうです。

相手と交渉をするときに、少しでも譲歩させることができれば、
それより先の譲歩を引き出すことも容易になると言えるでしょう。

これを利用して、相手にお願いをしたいことがあるときに、
まずは承諾されやすい簡単なお願いをして、
それを手がかりに段々と本命のお願いに近付いていくと
最終的な願いをも聞き入れてもらいやすい、ということになります。

なぜ、フットインザドアのようなことが起こるかということには、
様々な説明がされています。

自分の意見に一貫性を持たせたいため、
また他人に一貫性のない人間だと思われたくないため、などという説明があります。

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また、人間は考えに従って行動する面がありながら、
一方では行動に従って考える動物であることも関係しているでしょう。

つまり家の中に一歩入ることを許したという行動が、
相手を信用したという考えに結びついた面もあると思います。

いつも献血をしている人が、血を提供した見返りにお金をもらうと、
満足感が減少する傾向にあるそうです。

つまり無償で血液を提供しているときには、
金銭的な見返りがない代わりに
自分自身で自分を納得させるような考えを確立していることになります。

幸せだから笑うという一方で、
笑うから幸せになるという側面があるという指摘も、
行動が考えを支配するという人間心理を説明しています。

私たち人間は自分の考えに基づいて行動しているようで、
置かれた状況や自分のとった行動によって
考え方を変えて自分を納得させている面もありそうなのです。